

ひと月くらい前かなあ。
テレビに「読書のすすめ」のオーナー清水さんが出ていて、
例のごとく色々と本を紹介なさっていて。
で、ぶっちゃけ、ほとんどの本は知っていたor読んだことがある本だったんだけど、
これだけは本当にお初だったの。
「ヤッさん」
このタイトルと、この表紙。
普通に店頭にあったら、たとえ平積みでも、多分手に取ってないと思うこの本。
清水さんは
「一度読みだしたら止まらない面白さ。
電車の中で読んだら、乗り過ごす確率80%!」
って紹介してたの。
本のソムリエがそこまで言うんだから、面白いんだろうなあと思って、
早速本を図書館で予約。
(テレビで紹介された本はあっという間に予約数がかさむので、
情報見たら即行です。)
細かい字で300P超のこの本。
タイトルとして登場の熟練ホームレス「ヤッさん」と、
新入りホームレス「タカ」の二人を軸に物語は展開していきます。
ホームレスといえども、常に清潔に気を配り、
走りこんで体力・気力ともに鍛え上げ、
「世間様にご迷惑をかけてはいけない」というポリシーのもと
暮らしている。
ヤッさんは、築地を中心に
食材を売りたい側と、仕入れたい側の仲立ちをしながら、
その対価として、食事を提供してもらっている。
(食事といっても、一流店で出す賄だったり、新作の試食だったり、
普通に生活してたらそんなに縁がなさそうな高級食材を
当たり前に食してるの。)
その関係はあくまでもフィフティ・フィフティ。
…まず、この設定が自分の想定にないので、おどろきでした。
「この物語はフィクションであり、実在の人物とは関係ありません。」
ってあるけどさ、なんだかすごくリアルで、本当にモデルはいないのかな?
って思ってしまう。
ヤッさんの人生哲学だの、ポリシーだの、毎日真剣勝負で生きてる
人間だからこその言葉に、心打たれる。
そして、人の繋がりがあればこその人情物語満載。
人は人によって助けられ、生かされ、居場所を見つけて行くのかな…。
私は電車で読んだけど、乗り過ごしはしなかった。
速読じゃなくて普通の速度で読んだから、数日に分けて読んだしね。
そういう意味で、”読みだしたら止まらなくなるほど面白い”とは
言えるかどうかわからないけど、
でも、最近読んだ中ではかなり訴えるものがあったかな。
人生訓~とか、美しい物語~とか、そんなのちょっと辟易してきてた私にとっては、
この泥臭い人間の葛藤とか、騙されたり、助け合ったり、
必死で何かに向かったり、そういう部分が妙に迫ってきて
面白かったよ。
”生きてることを楽しもう!自分もがんばっていこう!”って
思えたかも。
出会いに感謝☆



今日も来てくれてありがとう☆
読んでくれてありがとう☆
☆感謝☆
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(おまけ)
2時過ぎから起きてます~。
眠りが浅いタイミングで音がしたので、そのまま眠れなくなっちゃった…
結構眠りには神経質なので、
こうやって眠れなくなってしまうことは日常茶飯事です(爆)
娘を送り出したら、ともかく寝よう。
もたんわ~。